第5回AI・人工知能 EXPO【春】に行ってきました

概要

イベント名:

  • 第5回AI・人工知能 EXPO【春】
  • 第2回AI・ブロックチェーン EXPO【春】
  • 第1回AI・量子コンピューティング EXPO【春】

会期:

  • 2021年4月7日(水)~4月9日(金)
  • 展示会/セミナー:10:00~18:00


会場:

  • 東京ビッグサイト 青海展示棟内

参加目的

先端技術に関する情報と活用事例を知るため。

見学内容

よりよい未来社会の実現に貢献する『Beyond AI 研究推進機構』の活動とは

  • 講演者:ソフトバンク(株)松田慎一
  • 講演者:東京大学 萩谷 昌己

プロジェクト

  • 東大とソフトバンクが共同でAIの開発を進めている。
  • 様々な分野からAI技術が発展してきた。

        例)生物学から遺伝的アルゴリズム、脳科学からニューラルネットワークなど。

  • 今後もAIによる社会課題の解決が不可欠であり、宇宙に向けのAI技術を開発している。

研究内容

  • 東大とソフトバンク共同の研究テーマは、中期研究とハイサイクル研究の2種類。
  1. 中期研究については、少ない教師データから高精度予測モデルの構築など新しいAIを作                     ろうとしている。
  2. ハイサイクル研究については、各分野の企業と共創し、社会課題の解決を行う。

参照:

ハイサイクル研究とは、AIの研究において事業化・社会実装を念頭に置いた研究。

人材育成

  • 東大とソフトバンクは人材育成にも力を入れている。
  • 東大の人材育成については、どの学部でもAIの授業の受けることができること。
  • ソフトバンクについては、先輩社員がサポートし、育成することや、研修を行うこと。

導入事例から学ぶ!リテール業界のAI活用最前線!

  • 講演者:サントリー酒類(株)   中村直人
  • 講演者:トライアルホールディングス 西川 晋二
  • 講演者:リテールAI研究会(-社) 今村 修一郎
  • 講演者:リテールAI研究会(-社) 田中 雄策

実際のAIを使用している例

  • 大型スーパーでは、リテールAIカメラをつけて顧客の購入商品のデータ収集を行っている。このカメラにより、顧客が何時に何の商品を購入して、その商品を返品した時間帯もデータ化できる。

現状と課題

  • 棚割りも画像データをもとに、AIを使用して棚割りをしてみたが画像データの少なさから、人間が棚割りするよりも精度が低かったという実験結果が出た。
  • 現状では、顧客の購買データが足りていないため、AI技術の向上よりもデータを多く集めることに力を入れている。

ブロックチェーンが実現するニューエコノミーの将来像

  • 講演者:PwCコンサルティング(同) 丸山智浩

活動内容

  • ブロックチェーンに関するビジネスへの展開活動を行っている。

        例)ブロックチェーンゲームの開発、BXT体験。

参照:

BXT(Business eXperience Technology)は、コンサルティングという概念そのものを捉 え直すPwCのアプローチです。B(Business)は「経営にインパクトのある変化をクライアントと協創すること」、X(eXperience)は「人間中心のデザインアプローチで、理想的な顧客体験・従業員体験を創出すること」、T(Technology)は「新しいアイディアをテクノロジーを駆使して検討し、必要に応じてそのプロトタイプを作成すること」を意味しています。

  • 色々な分野の企業と積極的に協力を行っている。
  • 健康証明のソフトウェア開発(コロナにおける自分の健康状態をデータ化し、リスクをコントロールする。
  • サプライチェーン決済プラットフォームを構築予定。
  • ブロックチェーン技術は世界のGDPを、2030年までに1兆7,600億米ドル引き上げる可能性があることを言っていた。

量子コンピュータの現状と未来

  • 講演者:大阪大学 藤井 啓祐

量子コンピューターの歴史を紹介

  • Googleの量子コンピューターに力を入れ始たことをきっかけに、量子コンピューターブームが始まった。
  • 量子コンピューターの歴史はまだ浅いが、将来性が高く、世界中であらゆる量子コンピューターの研究が行われている。

量子コンピューターでできること、科学技術フロンティア分野でできること

    例)高温超電導、ブラックホール、また、量子コンピューターの量子ビットの性質を利用することで、機械学習による画像認識を識別する精度がさらに高くなると言われています。

科学・材料分野でできること

    例)量子科学計算、分子のシミュレーションなど。

セキュリティー

    例)量子クラウド計算、量子テレポーテーションなど。

参照:


量子テレポーテーションとは、超高速通信を可能にし、理論上、情報漏洩や盗聴ができないセキュリティを実現できると言われています。

将来的な目標

  • 現状、役に立つ計算では古典コンピューターに勝てない。
  • 量子コンピューターを用いてCO2排出割合を減らすことを課題にしている。
  • 日本政府も積極的に量子コンピューターに力を入れている。

各企業の出展の様子

各出展では、コロナ対策により間隔が空けられていました。
出展側も十分なコロナ対策を行っていて展示に集中できました。

所感

今回初めて、AI-EXPOに参加しました。日本の最大企業の一つである、ソフトバンクのAIによる最先端技術の研究内容を知ることができました。また、最先端技術を用いて、社会問題を本気で解決しようとする姿勢にすごく感動しました。セミナーだけでなく、各企業の出展が多くあり、技術の進化を改めて目の当たりにし自分も技術をつけていきたいと、今まで以上にやる気が出ました。また、コロナの関係で、来場者は少ないように思えましたが、しっかりとコロナ対策がされていたので、コロナを気にすることなく最先端の技術に集中することができました。


K.Y

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